2006

クラレンドル ボルドー・ルージュ

クラレンドル ボルドー・ルージュにはジャムのような濃縮感はなく、バランスとエレガンスが感じられます。この赤ワインの繊細な個性とストラクチャーは、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、カベルネ・フランという3つの伝統品種のブレンドから生み出されます。各品種の特性をブレンドすることにより、ドメーヌ・クラレンス・ディロンの醸造家とクラレンス・ディロンのスタッフは完璧に調和のとれたワインを創り上げるのです。

テイスティングノート

色調は鮮烈で、輝くばかりのレッド。香りは、現時点ではまだかなり閉じていますが、力強い赤系果実のアロマが感じられます。カシス、ブラックベリー、イチジク、ヘーゼルナッツのニュアンスもあります。カベルネは、繊細で瑞々しい果実味だけでなく、美しい色調も備えていました。ブレンドにはメドック産のものも含まれています。
アタックは非常に生き生きとしていて、続いて滑らかなタンニンが表れます。メルローがまたも優れたストラクチャーを形づくっています。というのも、タンニンの個性が際立っているものの、繊細で収れん性がないためです。バランスは爽やかかつ魅力的であり、クラレンドルの持ち味が生かされたスタイルにまとまっています。

天候

2006年の生育期の天候は、5月、6月、そして9月から10月にかけて、過去30年の平均を上回る晴天が続きました。また、例年より気温が高く、特に7月は記録的な暑さとなり、春から続いていた乾燥がそれに拍車をかけました。8月に雨が降ったことでやっと収束しました。
雨と猛暑が交互にやってきたため、収穫は長引き、実質2カ月に及びました。私たちが提携しているすべてのワイン生産者は、9月下旬にブドウを収穫しました。これは早すぎでも遅すぎでもありません。除葉や摘果などを事前に行っていたこともあり、果実はしっかりと熟していました。

製品の詳細

  • 美味しいお召し上がり方

    飲み頃:2015年から2016年
    テーブルに出す時の適温:18℃から20℃

    クラレンドル ボルドー・ルージュはテーブルに出す1時間前に開栓してデキャンターに移しておくとよいでしょう。

  • ブドウ品種

    67 % メルロー
    32 % カベルネ・ソーヴィニヨン
    1 % カベルネ・フラン

  • アルコール度数

    13,5°